さて、温泉共同浴場とか温泉銭湯に行ってちょっと気分が悪いのが、いわゆる一見さんというかよそ者を歓迎しないところ。
例えば洗い場を自分のタオルやシャンプーなんかで占拠されているとき。
これはどこの温泉でもよく見かけますね。そこしか空いていなければ私はそれをどかしてそこを使います。湯船から出てきた持ち主は恐縮したり、まれにムッと舌打ちなどをしながら、それでもおとなしく退散します。
ところが、これがよそ者を歓迎しないところだと、周りの人が皆、そのマナー違反して占拠したヤツの味方で、「そこは○○さんがいつも座る場所」みたいなことを言われたり、そこまで行かなくても、ドロボーみたいな目で見られますから、困ったもの。
だったら「一見さんお断り」って張り紙でもして置いてくれないでしょうか。私は別に温泉ハンターみたいに入浴した温泉の数を誇るつもりはありませんので、そこまでして入りたくありませんので。
実は先日、源泉かけ流しで加温も加水もしていない、ピュアな温泉があふれている素晴らしい銭湯を見つけたんです。ぜひ、このメルマガで紹介しようと思っていたんですが、2回目に行って、まさにそんな思いをさせられました。
いくらお湯が良くても、「二度と行くか!」って思っています。
もちろん、ここで紹介なんかしませんとも!!
さてと、愚痴はこれくらいにしておき、今回は一見さんには入りにくいけど、一見さんも歓迎してくれる温泉を2つ紹介しましょう。
どっちも白山市の旧尾口村にあります。
まずは、旧尾口村役場(現在の白山市尾口支所)のすぐ裏手、国道157線をそれた女原集落にある女原温泉。小さな看板がありますが、集落の中に溶け込んで判りにくいうえ、「女原温泉ふるさとセンター」という名前からは想像しがたい小さな集会場のような建物です。
そしてもうひとつは、道の駅瀬女のすぐ近くにあります瀬戸丸山温泉の「瀬女温泉センター」です。こちらは白山スーパー林道へと続く交通量の多い国道に面して立っていますが、コンクリート作りの建物は農協の支所のようで、そこに温泉があるとは気が付きません。
どちらの温泉も、以前は村民と村外客では料金に大きな差がありました。そして村外客には受付で石鹸を貸してくれたんです。初めて行ったとき「石鹸使いますかぁ?」って聞かれたときは返答に困ったのを思い出します。
でも、「村外から来ました」というと、「それはそれは」と歓迎してくださいましたよ。わざわざやってきた私のような物好きでも喜ばれるみたいで、コッチまでうれしくなった記憶があります。
しかも風呂場で会う人会う人皆さん、挨拶をしてくださいます。「何てアットホームなところなんだろう」と感心しました。
そして住民みんなが大切に守っている温泉だからこそなんでしょう。入浴客もゴミを拾ったり、浴室内の整理整頓をしたりと気を配っています。そこにはちょっとしたルールなんかもあって、それを知らないと軽く教育的な指導をされたりしますが(笑)、それもなんか親父に怒られているみたいで悪い気がしません。
設備はどちらもタイル張りの浴槽と洗い場だけのいたってシンプルなもの。お湯は循環で塩素臭も多少しますが、個性的でなかなかいいお湯です。ただ、同じような造りなのでどっちがどうだったか……、記憶が曖昧になっていますが、強いて言えば、源泉が飲める女原温泉のほうが好きかな……。
村から市に変わり、経営的なところでも努力しなければいけなくなったのでしょう、きっと。最近ではこの2つの温泉センターも市のスタンプラリーに参加したり、道沿いに大きな縦看板を出したりして、宣伝に努めています。
その結果、大勢の人が訪ねるようになりなってマナー違反の人が増えても、おじいちゃんたちはへこまずに教育的な指導を続けてくれるといいなぁ。くれぐれも、この温泉だけは閉鎖的な雰囲気になって欲しくないと願っています。
〔女原温泉ふるさとセンター〕
◎名称:女原温泉
◎住所:石川県白山市女原ホ60
◎電話:0761(96)7552
◎泉質:ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉
(弱アルカリ性低張性温泉)
◎利用:浴槽内の温泉は循環ろ過・加水・加温・消毒が行われているが、
外の飲泉所で源泉を飲むことや汲んで帰ることができる。
◎入浴:大人300円 月曜・木曜日・年末年始休
◎地図サイト「いつもガイド」
http://www.its-mo.com/z.htm?m=E136.39.0.493N36.16.32.241&l=11
〔瀬女温泉センター〕
◎名称:瀬戸丸山温泉
◎住所:石川県白山市瀬戸午10 尾口健康増進センター
◎電話:0761(96)7708
◎泉質:ナトリウム−硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性低温泉)
◎利用:浴槽内の温泉は循環ろ過・消毒が行われている。
加温・加水は最近行っていないので不明です。
◎入浴:大人300円 火曜・金曜日・年末年始休
◎地図サイト「いつもガイド」
http://www.its-mo.com/z.htm?m=E136.38.57.689N36.17.20.476&l=11
※記載内容は取材時のものです。現在は変更なっている場合もあります。
(取材2006年10月)
タグ:石川県 日帰り温泉


